AAEF Art Center 企画展(夏)
アニメと現代アートの関係性について
2025年7月26日 (土) ― 2025年8月31日 (日)
境界の融解—アニメ的叙事と現代アートの越境的対話。
本展では、出展アーティストの創作実践を通じて、アニメ文化がいかに現代美術に浸透し、再構築を促しているかを探る。また、現代のデジタル技術と伝統的技法、さらには社会的イシューがどのように交差するのか、そしてアニメ的要素がいかにサブカルチャーの記号を超えて、批評性と哲学的深みを備えた芸術表現へと昇華されるのかを問い直し、サブカルチャーと主流美術体系との共生関係を可視化する試みである。
出展アーティスト(出展決定順):
井口 真吾 Shingo IGUCHI
廣瀬 祥子 Shoko HIROSE
手島 領 Ryo TESHIMA
佐藤 しな Shina SATO
Ouma
瑛音 Eito
水江 未来 Mirai MIZUE
はるおさき Haruosaki
倉澤 紘己 Hiroki KURASAWA
Naomao Nikki
AAEF Art Center 学術企画展(秋)
前川強 個展 Cotton Cloth
2025年9月13日 (土) ― 2025年12月15日 (月)
G U T A I 具体美術協会は(1954〜1972 年)、1954 年から関⻄で起きた美術史に残る。
このムーヴメントは、リーダー吉原治良に率いられた人数が大きいアーテイストグルー プだった。吉原治良は G U T A I の絶対的な存在であり、「具体美術宣言」(1957 年) では、人間精神と物質とが対立したまま、握手している。」としている。誰もまだやったことのないことをなり、人の真似はするな、が具体メンバーの暗黙のルールーであった。具体の中で、白髪一雄、田中敦子、元永定正ら一世代に対し、松谷武定、向井修二、 前川強は第二世代になり、スペルの頭文字がみんな M のため、3M と呼ばれ展示会もピナコテカで開催された。グループショーも、個人展も。 今般、アジア現代アートの歴史を整理する展示会の一つとして上海の AAEF Art Center では、秋企画展として前川強大型個展を開催する予定だ。
初期の 1972 前の具体期間の作品と具体その後と世間では分類されるが、今回はその期間分類スタイルをもう少し掘り下げる予定。
また、展覧会初日のオープニングでは、特別なパフォーマンス「くしゃくしゃポン」を予定しております。
●前川強について
GUTAI 第二世代の抽象作家。 絵画の伝統的枠組みに抗い、絵具やキャンバスそのものに身体的な働きかけを行う表現 で頭角を現した前川。 彼の制作は、絵具を「描く」行為から解放し、叩きつけ、流し込み、引き裂くといった 身体的操作を通じて、支持体に直接的な痕跡を刻みつけるものであり、物質そのものに 生命を宿らせることを試みる。画面にはしばしば爆発的なエネルギーと、有機的なリズムが宿り、単なる抽象表現を超えた「生きた現場」が出現する。
具体解散後も 90 歳にして現役であり続け、独自の「物質との直接的対話」を貫いている。

前川強《2209015》
162.5×131 cm
麻布、アクリル、油彩
2022年

前川強《180912》
100×83 cm
麻布、縫製、アクリル
2018年

前川強《2410016》
130×97 cm
麻布、アクリル、油彩
2024年

前川強《2505006》
72.5×60.5 cm
綿布、縫製、アクリル
2025年
AAEF Art Center 学術企画展
Peter Wayne Lewis・黄锐・Bodo Korsig 3人展(仮題)
2026年3月21日 (土) ― 2026年6月15日 (月)
出展アーティスト:
Peter Wayne Lewis
黄 鋭 Rui HUANG
Bodo Korsig

Peter Wayne Lewis
© Peter Wayne Lewis 2025

黄 鋭 Rui HUANG
© Sotheby’s

Bodo Korsig
© PYTHON GALLERY